「怖ろしくて食べられない」夕張メロン初競り2玉100万円 小樽の業者が落札 販売は今週末~来週の熟した頃
2025年 5月26日 16:03 掲載
札幌の中央卸売市場で26日あさ、夕張メロンの初競りが行われました。今年は2玉100万円で落札されました。
香り高い甘みたっぷりの果肉。今シーズン初めて出荷された夕張メロンです。
初競りの参加者)
「ジューシーで本当においしい」
「あまーい!すごい甘いわ。舌触りがいいよね」
今年は天候に恵まれず例年よりも小ぶりということですが、寒暖差が大きかったことから甘くて風味豊かなメロンに仕上がったそうです。
午前7時に始まった初競り。注目の最高値は・・・
初競り)
「~100万円!」
2玉100万円の値段がついた夕張メロン。競り落としたのは、小樽市で農産物などを販売する「サンウロコ鱗商会」です。初競りには毎年参加してきましたが、最高値で競り落としたのは初めてだということです。
サンウロコ鱗商会 柏崎慎太郎取締役)
「ほっとしています。みなさんのもとにいいメロンを送っていけたら」
夕張メロンの初競りで最も価格が高かったのは2019年の2玉500万円。去年とおととしも300万円以上の高値がついていましたが、今年はそれらを大きく下回る価格となりました。
中央卸売市場によりますと、物価高などによる景気の足踏みを反映して、ここ数年並みのご祝儀相場とならなかった可能性があるということです。
競り落とされた夕張メロンはさっそく小樽市内の店に運ばれました。
大原麻潤記者)
「ウニや牡蠣など海産物がならんでいます。こちらのお店に…ありましたよ!競り落とされた夕張メロン。値札には100万円とあります」
京都からの客)
「待って待って2玉100万円。やばいな。おそろしくって食べられない。でもおいしそう」
山形からの客)
「買えるなら買って帰りたいですね。妻が好きなので」
夕張メロンはしばらく店頭に飾られ、気温の状況を見ながら今週末から来週の熟した頃に販売される予定です。
サンウロコ鱗商会 柏崎慎太郎取締役)
「今まで夕張メロンに対して興味がなかった方や聞いたことあるけど食べたことなかった人も広く知ってもらって、もっと皆様の所に届けられるのが1番いいのかなと」
今後、各地の店に並び始める夕張メロン。ぜひ旬の味覚を味わってみては。