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返還運動の継承の弾みに 北方領土から強制退去の元島民の名簿 道内で初めて公開 国立公文書館で保管

北方領土の元島民らで作る千島連盟は、北方領土から引き揚げ船で強制退去させられた元島民の名簿を道内で初めて公開しました。

千島歯舞諸島居住者連盟 松本侑三理事長)
「まずまずもって、墓参についてはなんとしても実施する強い思いで交渉を進めるよう強く求めて参ります」

26日、札幌市内で開かれた千島連盟の総会。松本理事長らは2020年から実施が見送られている北方墓参の早期再開や、元島民の平均年齢が89歳を超え若い後継者の支援が必要であることなどを訴えました。
また1947年から48年に引き揚げ船で北方領土から函館に強制退去させられたおよそ9000人の元島民の名簿が道内で初めて公開されました。国立公文書館で保管されていることが去年明らかになり、千島連盟関東支部が1年かけて複写したものを元島民やその親族らが閲覧しました。

親族の名前を見つけた男性)
「貴重な資料なので、こうやって作ってくださった事務局に感謝ですね」

自分の名前を見つけた女性)
「親が言ったとおりのことだったので言ってること正しいんだなと思って。思い出しちゃう」

千島連盟関東支部木村吉伸さん)
「記憶の継承。アイデンティティが島にあるんだっていうことを若い人に知ってもらいたい。返還運動、また継承に弾みがつけば」

この名簿は、引き揚げてきた人数が多かった函館や根室などでも今後、公開される予定だということです。

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