強化型保安監査体制適用 JR北海道不適切な安全管理… 国交省と道運輸局立ち入り監査「しっかり確認」
2025年 5月27日 15:48 掲載
国土交通省と北海道運輸局は不適切な安全管理が続くJR北海道に対し、全国で初めて「強化型保安監査体制」を適用し、27日、本社への立ち入り監査を行っています。
森唯菜アナウンサー)
「道運輸局の職員らがJR北海道の本社へと入っていきます」。
27日から全国で初めてJR北海道に適用された「強化型保安監査体制」は2年間にわたり3か月に1回程度の保安監査が行われます。
JR北海道は去年11月に砂川駅の保線作業で安全対策を怠ったうえ報告書を改ざんしました。その後も安全トラブルが発生し、北海道運輸局から改善指示を受けていました。
しかし、先月末に改善策を報告した後も保線作業中に見張りが行われなかったり、普通列車が急停止して乗客がけがをする事故も起きていて、事態を重く見た国交省と道運輸局が「強化型保安監査体制」を適用しました。
中野国交大臣)
「改善対策の取り組み状況をしっかり確認させていただく。鉄道輸送の安全輸送を確保すべくJR北海道に対しては引き続き必要な指導を行ってまいります」。