【訓練】下川町の中学校で授業中にグラウンドにクマが現れたことを想定した訓練「冷静に対応できるように」
2025年 5月27日 17:56 掲載
北海道では今年もクマの出没が相次いでいて、道北の下川町ではクマが中学校のグラウンドに現れた想定で訓練が行われました。
ドライブレコーダー)
「でっか!」。
今月23日、遠別町の道道を走る車のドライブレコーダーの映像です。車の前を走る1頭のクマ。こちらに気が付いたのか、クマは後ろを振り返りながら走り続け、その後、道路わきの林に入っていきました。
訓練)
「あそこの右の奥の方にクマが出ました。皆さん急いで校舎に入ります。起立!」。
各地でクマの出没が相次ぐ事態を受け、27日、下川町の下川中学校では授業中にグラウンドにクマが現れたことを想定した訓練が行われました。
訓練ではグラウンドから校舎内に生徒と教職員が速やかに避難する動きや、正しいクマスプレーの使い方を確認しました。
警察官や役場の職員も参加し、グラウンド近くの茂みに隠れたクマをドローンで捜索し、ハンターが駆除するまでの流れも確認しました。
道警によりますと、今年のクマの目撃に関する通報件数は、4月が243件で過去5年で最多。5月も26日までで628件と、去年の同じ時期を上回っています。
下川中学校 柴田雄一教頭)
「万が一に備えて、実際に(クマに)会ったときにも冷静に対応できるように子供達には注意してもらいたい」。