米高騰でコイン精米機利用者が倍増! 古米も美味しくなる?家庭用精米機の活用術も
2025年 5月28日 15:58 掲載
廣瀬美羽記者)
「お米の価格高騰を受けて、こちらの米の販売所ではコイン精米機の利用者が増えているんです」
いま注目されているのがコイン精米機。札幌市北区に設置されたコイン精米機は、これまでの倍となる月に100人ほどが利用しているといいます。
まるとみライスパーラー 松岡活廣社長)
「去年、一時スーパーでも米切らして買えなかったというお客さんいるから、そういう人たちが近所の道の駅とか農家にまっすぐ買いに行ったりとか、そういうので増えています」
このコイン精米機では玄米10キロを100円で精米できます。30キロを精米するのにかかる時間は10分ほどです。
そもそも玄米とは、ぬか層に包まれ、成長すると芽になる胚芽と呼ばれる部分が付いているもの。これを精米すると白米になります。
この精米機では、ぬか層を5割ほど削る5分づきから、白米よりぬかを落とした上白まで、自分好みに精米の度合いを選ぶことができます。コイン精米機でなく自宅で精米する人も。
札幌市内の家電量販店では、家庭用精米機が今年に入って30台ほど売れているといいます。去年の1.5倍ペースの売れ行きで、0.5合から手軽に精米できるものは1万5000円ほどで販売されています。
ヨドバシカメラマルチメディア札幌 幸村紘季さん)
「玄米から精米という理由で買われる方もいらっしゃいますし、あとは古くなったお米は表面を磨いてあげることでおいしく食べることもできますので、そういった使い方で買われる方もいらっしゃいます」
古米もおいしくなる家庭用精米機。備蓄米の流通が増えれば、需要がさらに高まっていきそうです。