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備蓄米 道内小売店にも動き 引き渡し進むも「乾燥で割れる可能性」“精米”課題か

小泉農水大臣)
「隅々までできる限り広く多くの方に備蓄米が届くように、そんな思いで新たな随意契約を始めます」


小泉農水大臣が旗を振る備蓄米の随意契約。
30日午前10時に米店や中小のスーパーなどを対象に、2021年産の備蓄米、「古古古米」の随意契約の受け付けが始まりました。

道内の小売店も動き出しています。ダイイチは午前10時に230トンを申請。購入できれば、全道で販売予定で、「消費者に安価なコメを届けたい」としています。

また十勝や道東に展開するフクハラも、午前10時に備蓄米の申請をしました。「備蓄米に客の期待感があり、選択肢の一つとして、選んでもらいたい」としています。

ただ、この「古古古米」の販売先は一般消費者に限定されています。外食産業などへの販売は認められていないことから、申請を断念したた米店もあります。

国はすでに契約した業者に順次、備蓄米の引き渡しを始めています。

コメ卸売業者「ほくべい」野正人米穀部長)
「こちらが精米機です」

玄米で引き渡される備蓄米。道内でも精米に向けた準備が進んでいます。こちらは、北見市にある精米工場。

道内の小売店から備蓄米を精米できないかと問い合わせがあったといいます。


コメ卸売業者「ほくべい」野正人米穀部長)
「玄米の入庫次第だが、数量的に多くなければ明日からでもできる」


長期間の保管を経て国が放出する備蓄米。精米を行うにはいつも以上に熟練の技術が必要だといいます。

コメ卸売業者「ほくべい」野正人米穀部長)
「乾燥が進んでいると思うので、負荷をかけると割れるので注意が必要。いちばん気になるのは臭い、それで通常よりも多く削るというか、むかなければ臭いは消えないと思う」

この工場では今後、精米した備蓄米を袋詰めするための米袋の仕入れを検討しています。

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