首都圏の大手スーパーなどで販売が始まった備蓄米。初日から長蛇の列ができましたが、道内ではいつ店頭に並ぶのでしょうか。

小泉農水大臣）
「いま大事なことは、やはり米が足りないのではないかという不足感を払拭をする策が必要だと思います」

随意契約という小泉農水大臣の政治判断で店頭に並び始めた、およそ２０００円の備蓄米。
初日の１日、東京・品川にあるイオングループのスーパーには長蛇の列ができ、５キロ２１３８円の２０２２年産備蓄米が午前中だけで３０００袋売れました。

買い物客）
「７時半に到着してすでに５００人並んでいた。うれしいです。もうコメがなかったんでちょうど」
「ほっとした。これでもう少し食べつなぐことができる」

イオンは今月中に道内を含む全国の店舗で販売を開始したいとしていて、価格は５キロ２１６０円を目安にするとしています。
道内の店頭にいち早く備蓄米が並ぶのはどこになるのでしょうか？

ドリームライスで知られる札幌市東区のコメ販売業者・松原米穀。古古米と呼ばれる２０２２年産の備蓄米１００トンの随意契約を申請し採択されています。

松原米穀　松原昌子専務）
「現在では６月９日以降の入荷という連絡を受託業者からいただいている。こういったことが初めてなので、輸送の関係や受託業者の倉庫など、混乱していると思うが、１日も早い入荷をお願いしている」

備蓄米が届くのは来週９日以降になるとのことですが、石狩市の自社工場ですぐに精米できるため早ければその日のうちに店頭やオンラインで販売を始めるということです。価格は５キロ２１６０円をめどに検討しています。