「容認できない」ロシア外務省 日本大使館に抗議 海保巡視艇が知床沖で行った事前通告なしの射撃訓練に
2025年 6月 5日 17:42 掲載
先月、知床沖で海上保安庁の巡視艇が事前通告なしに射撃訓練を行ったことに対し、ロシア外務省は「容認できない」と日本大使館に抗議しました。
海上保安庁の巡視艇「かわぎり」は先月23日、知床岬の北東およそ19キロの公海上で、外国の船舶や艦船に事前通告することなく射撃訓練を実施し、およそ10分間に66発が機銃から発射されました。ロシア外務省は「国境のすぐ近くで行われた無責任な行為は明白な国際法違反であり、民間船舶とロシア国民の命を危険にさらす。容認できない」とモスクワの日本大使館に抗議し、日本側に説明と再発防止を求めたことを明らかにしました。
林官房長官)
「海上保安庁においては安全管理を徹底し、再発防止に取り組んでおるということです」