世界水準のウイスキー蒸留所を富良野で…軽井沢蒸留酒製造 「体験」コンセプトにレストランも併設
2025年 6月 5日 18:09 掲載
リゾート地として人気が高まっている富良野で、世界水準のウイスキー蒸留所を作るプロジェクトが始まります。
■会場あいさつ:
「富良野の地で三者がともに未来を育み新たなシンボルに、富良詩蒸留所に乾杯!」
5日発表された新たなウイスキー蒸留所を作るプロジェクト。その舞台は「第2のニセコ」との呼び声も高いリゾート地・富良野です。手掛けるのは長野県でウイスキーの製造を行う軽井沢蒸留酒製造。国内外から高い評価を受けています。
■軽井沢蒸留酒製造 島岡高志社長:
「富良野の気候や風土を丁寧に読み解きながら、この地域しかないウイスキーここでしか得られない体験を作り出していきたい」
■永山友菜記者:
「スキー場から車で2分という近さのこちらに、ウイスキーの蒸留所ができるということです」
蒸留所のコンセプトは「体験」。
観光地のすぐ近くという立地を生かして、買い物ができる直売所や富良野の食材とウイスキーのペアリングを楽しめるレストランなどが併設される予定です。
環境に配慮した取り組みも。蒸留の過程で出る大麦麦芽の搾りかすを使った焼き菓子が販売されます。記者が試作品を食べてみました。
■永山友菜記者:
「バターの香りとほんのりウイスキーの香りも漂ってきますね。塩味もちょうどよくてとてもおいしいです」
■北猛俊 富良野市長:
「官民、地域が手を取り合いながら持続可能で富良野らしさのあふれた観光の形を築いてまいりたい」
新たな名産品となりそうな富良野産ウイスキー。蒸留所は2028年度に開業予定で、2031年度から商品の販売を始める予定です。