依田英将アナウンサー：「午前９時すぎです。石狩市の精米工場に１台のトレーラーが入ってきました。積み荷は、政府の随意契約の備蓄米です」。

備蓄米が到着したのは、９日朝のことでした。

依田アナウンサー：「コメの品質管理担当者が、玄米の状態をこれから確認します」。

松原米穀・水上雄司部長：「光沢が結構きちんとあるので、品質的には良さそうです」。

届いたのは、随意契約した１００ｔのうち２４ｔ分。即座に精米を行い、１０日からの販売予定を前倒して、およそ５ｔ分を９日販売しました。

では、気になるお味は？国内のコメ販売業者らの団体に「お米マイスター」として認定されている担当者がチェック。

松原米穀・水上雄司部長：「おいしいです。どきどきはしていました。もうちょっと、新米の方がつやは強いのかなと。水加減は、通常の令和６年産よりは多めにしたほうがいいのかな」。

新米と比べると、つやや甘味は少し落ちるものの、十分おいしいということです。この業者は、１０日も札幌市東区で午前１１時から販売。江別にある倉庫では、午前７時からドライブスルー方式で販売します。いずれも１人２袋までとされています。

ようやく北海道でも、備蓄米の販売が始まりました。道内での備蓄米の販売予定です。

札幌市東区の松原米穀では、９日２０２２年産の備蓄米「古古米」を５ｋｇ２１５０円で販売開始しています。その他、イオン、ロピア、サンドラッグ、ドン・キホーテなどでは、販売時期はまだ決まっていません。

≪２０２１年産の「古古古米」の販売予定≫
■コープさっぽろ…今月下旬に販売開始予定。価格は未定。

■札幌のスーパーアークス…１０日午後３時から北２４条店など４店舗で先行販売。５ｋｇ１９３３円で限定１００袋。アークス系列では、１１日午後３時からラルズマートやビッグハウスなどで、数量限定で販売。

■道内のコンビニ
・ローソン…今月１４日から２ｋｇ７５６円で販売予定。
・ファミリーマート…今月中旬から１ｋｇ３８８円。
・セブンイレブン…北海道は時期未定。無洗米として２ｋｇ７７５円で販売。