９日付けで日本相撲協会を退職した元横綱・白鵬さんが会見を開き、退職の理由や今後の活動について話しました。

元横綱・白鵬翔さん：「相撲に愛され、相撲を愛した２５年でありました。今自分が置かれている状況を考えると、協会の中ではなく外の立場から相撲の発展に力を注いでいくことがいいと判断して、最終的には自分自身で退職する決断をしました」。

白鵬さんは、去年師匠を務めていた宮城野部屋で、札幌出身の弟子の暴行問題が発覚し、降格と報酬減俸の懲戒処分を受けました。その後、自らの部屋は閉鎖され、去年４月から伊勢ケ浜部屋の預かりとなっていました。

元横綱・白鵬翔さん：「（宮城野部屋の復活が）いつというのが見出されず、また延ばすということが今回の退職の理由として大きいと思っています」。

史上最多の４５回の優勝を果たした、大横綱の決断に道民は…。

８０代女性：「ちょっと残念かな。何かで頑張ってほしい。たまにテレビで見れたらいい」。
１９歳女性：「日本のスポーツを一線で率いてやっていたので、世界に広める活動をしてほしいなと思います」。

白鵬さんは今後会社を立ち上げ、世界相撲グランドスラム構想をもとに相撲を世界に広げていく活動を行っていくということです。