札幌市豊平区の５０代の女性が大阪地検の検事を名乗る男から事件に関与していると嘘の電話を受け、５５００万円をだまし取られる詐欺被害がありました。

今月１日、札幌市豊平区に住む５０代女性の携帯電話に大阪地検の検事を名乗る男から電話がありました。
女性は男から「事件の犯人があなたに６０万円を渡したと言っている。あなたが関与したという証拠もある。お金を調べるから送ってほしい」などと言われたということです。
女性は詐欺だと気づかず、今月２日から７日にかけて指定された口座に７回にわたって合計５５００万円をインターネットバンキングなどで振り込んでしまったということです。
女性は詐欺事件に関する報道を見て自分に起きていることと手口が似ていると感じ、警察に相談したということです。
警察は「公的機関が身の潔白を証明するために現金を要求することは無い」として注意を呼び掛けています。