75歳女性タケノコ採りで遭難 ささ藪かき分け…道警ヘリによる捜索から救出までの一部始終
2025年 6月11日 16:03 掲載
今月8日、タケノコ採りのため石狩市内の山に入った75歳の女性が遭難しました。ヘリによる捜索から救助までの一部始終が映像に記録されていました。
「山菜採りに行った仲間の一人が戻らない」。
通報が入ったのは、今月8日の午後2時ごろのことでした。
これは、遭難者の救助に向かった道警の航空隊が撮影した映像。現場は、石狩市浜益区幌の山です。
上空から捜索する隊員。指をさした藪の中に・・・見つけました。遭難者です。
地上に降り立った隊員。辺りには背の高さを超える長さのささ藪が生い茂っています。藪をかき分けながら、遭難者のもとへ駆け付けます。
道警の航空隊)
「接触しました。ちょっと時間ください」。
救助されたのは札幌市東区に住む75歳の女性です。
道警の航空隊)
「けがない?大丈夫?」
4人グループで山に入った女性。4人バラバラでタケノコ採りをしていましたが、約束の時間になっても集合場所に戻ってこないことから、仲間が警察に通報。通報からおよそ2時間後に救助されました。けがはありませんでした。
救助された女性は「途中、道に迷い遭難した」と話しているということです。
道警によりますと、山菜採り遭難は例年、4月から6月にかけて多く、過去5年間に286人が遭難、27人が死亡しています。
道警は単独で山に入らないなど、慎重な行動を心掛けるよう呼びかけています。