夫婦別姓訴訟 口頭弁論で国が反論書面提出「法律が差別的効果を生み出しているとはいい難い」札幌地裁
2025年 6月11日 18:02 掲載
夫婦別姓を認めないのは憲法に違反するとして札幌の男女が損害賠償を求めている裁判で、11日被告側の国が反論書面を提出しました。
事実婚を選んだ札幌市内の男女2人は、夫婦別姓が認められないのは憲法が認める個人の尊厳に反するなどとして、国に1人あたり50万円の損害賠償を求めています。
国は訴えの棄却を求めていて、11日札幌地裁での3回目の口頭弁論で反論書面を提出しました。この中では夫の氏を選択する夫婦が圧倒的多数を占めていたとしても、それは
「個々の協議の結果」で「法律が差別的効果を生み出しているとはいい難い」と主張しています。
次回の口頭弁論は10月1日に予定されています。