千歳でクマとタクシーが激突!滝上では悠然と道路を横断…相次ぐクマ出没に警戒「ごみを放置しないで」
2025年 6月12日 16:05 掲載
北海道内でクマの出没が相次いでいます。千歳市では11日にクマとタクシーがぶつかる事故が発生したほか、オホーツクの滝上町でもクマが目撃されています。
道路をゆっくりと歩いているクマ。そのまま道路脇の森の中に入っていきました。この映像は午前9時過ぎ、滝上町の国道273号で撮影された映像です。
撮影者)
「バスの運転士さんが『クマだ』って言って気づきました。クマ牧場でしか見たことないのが、普通に歩いていて怖かったですね」
動画を撮影した人によりますと、クマは体長2メートルほどで、大型バスが近づいても動じる様子はなかったということです。
タクシーの運転手)
「きゃー、こわい」
こちらは11日午後11時45分ごろ、千歳市本町でタクシーとクマが衝突した際の車内を映したドライブレコーダーの映像です。
本間壮惟記者)
「運転席側のドアミラーは根元から完全に折れてしまっています。そして後部座席のドアもこのように完全には閉まらなくなっています」
新千歳空港に客を迎えに行く途中だったため、タクシーに客は乗っておらず、運転していた50代の女性にけがはなかったということです。
本間壮惟記者)
「ヒグマとタクシーが衝突した現場から西におよそ500m離れた住宅です。庭の土にはヒグマの足跡がはっきりと残っています」
また、千歳市真々地の住宅の庭では12日午前4時半ごろ、幅16センチのクマの足跡が見つかりました。
足跡を目撃した柿谷茂さん)
「誰が踏んだかなと思ったけど人間の足跡じゃないなと思った。こんなこと初めて、こんな足跡を見たのは初めて」
いずれも航空自衛隊千歳基地や新千歳空港のすぐ北の住宅街で、道央道千歳インターも近く車通りの多い場所です。
相次ぐクマの出没を受け警察は周辺でのパトロールを強化していて、市は住宅の前にごみを放置しないよう注意を呼びかけています。