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札幌市 小学校再編加速化 背景は少子化? 一方でマンモス化する学校も…

札幌市内では小学校の再編が相次いで行われようとしています。1学年2学級以上を目指す児童数の適正化のためで、豊平区では新たに再編に向けた動きがありました。

16日、札幌市教育委員会に提出された意見書。児童数の減少が著しい札幌市豊平区のあやめ野小学校を閉校し、周辺の学校に再編する案に住民らが合意したものです。

月寒・東月寒地区学校配置検討委員会 山田良一代表委員)
「お母さん方も月寒東小、月寒小に校区を変更する中、協力的に進められた」

鈴木麻友記者)
「再編されるあやめ野小学校は開校当時600人以上の児童がいましたが、いまは150人ほどに減っています」

41年前の1984年に開校したあやめ野小学校。当時は1学年3学級ずつありましたが、校区内の子どもの数が減り10年前から1学年1学級に。札幌市が適正な規模と定めている1学年2学級以上を満たしていません。

今回の再編により、あやめ野小学校の校区は分割され、月寒小学校と月寒東小学校の校区に統合される形になります。再編のめどは6、7年後です。札幌市内ではほかにも少子化が進む4つの地区で児童数の適正化を進めるための小学校の再編が検討されています。学校が遠くなるなどのデメリットもある中、札幌市教育委員会の担当者は再編の意義をこのように話します。

札幌市教育委員会総務部 日比野篤担当課長)
「少しでも子供たちがたくさんの子供と出会うことができてお互いに人間関係が固定しない中でお互いに切磋琢磨しながら、いろんな人との出会いを通じて子供たちが健全に成長していくという場を設けたい」

一方でマンモス化している小学校も。中央区の桑園小学校では校区内に新たなマンションが次々建設され、5学級の学年もあります。児童数の地域差が大きい札幌市。市は今後も児童数の適正化を目指し学校の再編を進めていく方針です。

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