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子育てシーズンのカラス被害多発に新兵器「イヤがって逃げていく」札幌発!ヒトデ成分でカラスを撃退?

佐藤裕樹記者)
「午前6時の中島公園です。札幌まつりから一夜明け、集められたごみの回収作業を早朝から行っています」。

3日間に渡る札幌まつりが終わった札幌・中央区の中島公園。清掃作業が行われる中、エサを探してうろついているのはカラスです。
いま、子育て真っ只中のカラス。17日あさ、東区の公園周辺では歩道を歩く女性を威嚇し、頭の近くをかすめて飛ぶカラスの姿が見られました。記者がこの公園で取材をしていると。

加藤諒也記者)
「あああ、うわあああ」。

この公園周辺では午前9時ごろ、歩いて出勤していた女性がカラスに襲われ、走って逃げた際に転倒し足などにけがをしました。

加藤諒也記者)
「公園の木にはカラスの注意書きが張られています」。
公園内には先月中旬にカラスへの注意を呼び掛ける看板が設置されていますが、公園には子どもたちが遊びにきていました。

札幌市東区土木部 菊地健一維持管理課長)
「カラスが子育てをするシーズンで、ひなが飛び立つための訓練をする時期ですから、ひなを守ろうと親ガラスが必死になって威嚇しているという状況」。

子育て中の親ガラスは縄張りに敵が入らないよう、人が近づいてくると威嚇や攻撃をします。特にヒトの頭を狙うことが多く、くちばしで突かれ頭部にけがをするケースも。
札幌市は「カラスの巣を撤去してほしい」などの相談や問い合わせがあるものの、巣を撤去すると人に対する憎悪が増えるためできないと話します。
そんな中、札幌の企業が新たなカラス対策グッズを開発しました。

北海道環境バイオセクター 三國康二社長)
「とんびやカラスが見てイヤがって逃げていく」。

一見、ただの黄色いカードですが、ヒトデから抽出した成分が含まれる特別なエキスが表面に塗られているんです。
人間には見えませんが、鳥にはとてもまぶしく見えるというこのカード。実際にカードを向けてみると…このとおりカラスが逃げていきました。

北海道環境バイオセクター 三國康二社長)
「カラスは人間の5倍の視力で、太陽を見る感覚で目をそむけておしりを向けてしまう」。

価格は1800円で会社のホームページから購入できます。札幌市はこの時期、街中でカラスの巣を見つけても近づかず、カラスを刺激しないよう注意を呼びかけています。

札幌市東区土木部 菊地健一維持管理課長)
「普段と違う鳴き方をしているカラスは近づかないことと、近くを通る際には手をあげて通ったり傘をさして通るなど対策をしてほしい」。

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