札幌市北区で不同意わいせつ事件相次ぐ 同一犯の可能性視野に捜査 防犯アドバイザー「イヤフォンは危険」
2025年 6月19日 18:36 掲載
昨夜、札幌市北区の路上で女性が襲われる事件が2件発生しました。市内ではこうした事件が相次いでいて夜間に一人で歩く際は注意が必要です。
高橋純暉記者)
「男は西の方向に逃走したということです」
18日午後8時半すぎ、北区屯田7条1丁目の歩道で、帰宅中の女子中学生が後ろから近づいてきた自転車に乗った男に胸を触られました。男はそのまま逃走しました。
高橋純暉記者)
「1件目の事件の発生からおよそ15分後。およそ1.3キロほど離れたここでも同様の事件が起きました。この辺りは人通りや車通りが少ない住宅街です」
屯田6条6丁目でも午後9時前、徒歩で帰宅中の20代女性が自転車に乗っていた男にすれ違いざまに上半身を触られました。警察によりますと、逃げた男は白のワイシャツに黒のズボンを着ていて若い年代だったということです。
付近では16日にも自転車のサドルに座って靴ひもを結んでいた10代の女性が、自転車に乗って近づいてきた男に上半身を触られる被害がありました。
一連の不同意わいせつ事件について警察は同一犯の可能性もあるとみて調べを進めています。
近くに住む人)
「引っ越してきたばかりでこんなことは怖いですね。自分は娘がいないが、もしいたらと思うと怖いですね」
札幌市内では不同意わいせつ事件が相次ぎ、3日には清田区で16日には白石区のサイクリングロードでも発生しています。
道警によりますと女性が被害に遭う不同意わいせつ事件は例年6月から8月にかけて増加する傾向にあるということです。
専門家はイヤフォンなどをしての一人歩きは危険だと話します。
防犯アドバイザー・京師美佳さん)
「音楽を聴きながら、電話で話しながら歩いていただくと注意力散漫になってうしろから近づく足音やバイクの音が聞こえなくて触られる、抱きつかれることがある。できれば何もせず歩くと安心です」