札幌証券取引所 25年ぶりの新市場「北海道ESGプロボンドマーケット」今秋開設へ
2025年 6月20日 23:15 掲載
札幌証券取引所は環境関連の事業資金調達を目的とした新たな市場を開設すると発表しました。札証にとっては、25年ぶりの新市場開設です。
開設されるのは「北海道ESGプロボンドマーケット」です。
ESGは環境・社会・企業統治を意味する略称で、道内での脱炭素事業など環境や社会問題解決のための事業資金を国内外から集めることを目的にしています。
北海道と札幌市はこの脱炭素事業で、国から金融・資産運用特区に認定されていて、新たな市場の開設で投資が活発化されることが期待されています。
新市場は札幌証券取引所にとっては25年ぶりで、ESG債専用の市場は国内初です。
札幌証券取引所長野実理事長)
「世界のESG投資を考えている方々にも発信し国際金融都市を目指すことのプロセスにしたい」
札幌証券取引所は来月20日まで投資家らからの意見も募集したうえで、今年秋頃の開設を目指しています。