「やむを得なかった」札幌コンビニ殺害初公判 責任能力争点に 弁護側無罪主張 検察側「刑事責任問える」
2025年 6月23日 15:59 掲載
去年2月、札幌市北区のコンビニで店員を殺害した罪などに問われている45歳の男の初公判が開かれ、弁護側は無罪を主張しました。
殺人と殺人未遂の罪に問われているのは、札幌市北区の無職宮西浩隆被告(45)です。
起訴状などによりますと、去年2月、宮西被告は札幌市北区のコンビニエンスストア「セイコーマート北31条店」で当時40歳の運営会社の社員の男性を持ち込んだペティナイフで殺害したほか、別の店員2人を殺害しようとしたとされています。
23日の初公判で宮西被告は「やむを得なかった」などと起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で宮西被告は犯行時統合失調症だったものの、程度が軽い「心神耗弱」の状態で刑事責任を問えると主張しました。
これに対し、弁護側は責任能力がない「心神喪失」の状態だったとして無罪を主張しました。
判決は来月2日に言い渡されます。