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二転三転の末…旭川市議会議長の福居氏再選に市民「ちゃんとやって」「対抗馬を」「信用取り戻すの難しい」

慣例の2年交代をめぐり混乱が続く旭川市議会の議長について、辞職願いを提出した前の議長が23日の本会議で再び議長に選ばれました。

「福居秀雄議員が議長に当選と決定いたしました」。

旭川市議会の前の議長、福居秀雄市議です。23日の本会議で議長に再選されました。

旭川市議会 福居秀雄議長)
「議会の混乱を招いた責任の一端は議長である自身にあると重く受け止めています。市民の皆様の信頼と期待に答えられるよう市議会議長として誠心誠意努めてまいる」。

福井議長の人事はこれまで二転三転してきました。

慣例の2年交代を見据え辞意を表明。しかし、その5日後「議会を正常化するため」と撤回。議会は混乱に陥り28年ぶりに臨時会が流会する事態に。
野党会派などが反発し今月12日には不信任決議案が可決されたものの、続投の意向を示します。
ところが、20日には「流会した責任を重く受け止める」などとして20日に辞職願を提出。23日の本会議で認められましたが直後の議長選で再び選出されたのです。

なぜ、辞職した福居氏が議長選に出ることになったのでしょうか。

福居氏が所属する自民系会派は。

自民党・市民会議菅原範明・副会長)
「誰がやるんだとなると、候補者がいない状態だった。また福井さんにお願いしようかということになったんだけど、前半の2年間を立派にやられたことだし、何ら問題なかったから、後半も頑張っていただこうと」。

議長選挙では自民会派16人と無所属の議員1人が福居氏に投票し過半数を獲得。野党会派14人と別の無所属の議員1人が何も記載しない白票を投じました。もう1人の無所属議員は投票しませんでした。

旭川市民連合会長 高木哲尊市議)
「勝ち負けで勝って選ばれたというよりは、(白票で)私たちは信任していないよという意思表示の方が、本人にとってもわかっていただけるのかなという形で」。

23日の議長選に立候補したのは福居議長だけ。これまでの野党の動きに福居議長も疑問を呈します。

福居議長)
「僕としては不信任案を出したら各会派で候補者を出していただくのが本来の筋だと思うが、白票は白票として重く受け止めたい」。

およそ1カ月半の混乱劇の結果、異例の議長続投が決まった旭川市議会。北海道第2の都市の市議会の姿について市民は。

旭川市民)
「ちゃんとやってほしいなという気がする」、「1回失った信用を取り戻す方が難しいと思う」、「無効投票を出すのであれば無効に回った会派が候補を出すべきだったと思いますよ。対抗馬を。投票権があるわけですから、市民と違って」。

議長人事の混乱もあり、今の旭川市議会の定例会は会期を3日間延長して今月26日まで行われます。

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