now onair

NEXT

【独自】ニセコ町無届け森林伐採 土地所有の中国人女性「GWだったから出さなかった」 町「顛末書の提出を」

北海道の倶知安町で無許可での大規模の森林伐採が明らかになりましたが、ニセコ町でも町に必要な届け出をせず伐採が行われていたことがわかりました。

廣瀬美羽記者)
「木で階段ができていて、その奥には空間が広がっています。さらに奥の方には小屋が建っているのが見えます」。

細い丸木で階段が作られ、金属のパイプの手すりも設置されています。ニセコ町曽我地区の森林の一部が、必要な届け出がないまま伐採されていたことがHTBの取材で明らかになりました。
このあたりは森林法で「森林として利用すべき土地」と定められています。伐採などを行う場合は、町に届け出が必要ですが、届け出がないまま森林伐採が進められていました。
森林が切り開かれた先には小屋のような建物があり、切り倒された木が散乱しています。
町は、先月28日、住民から通報を受け、伐採の事実を知りました。町が現場の工事責任者へ聞き取りをしたところ、伐採が行われたのは先月1日から7日にかけてのこと。その後、切った木で道を整備したと言います。

近くに住む人は、無秩序な森林伐採に不安をこぼします。
近くに住む人)
「開発が、ただ儲けだけの感じであっちゃこっちゃで勝手に進められちゃってるから、本当にいいのかなと。木なんて1年や2年で育つものじゃないから、残しておきたい」。

伐採を依頼したという土地所有者の中国人の女性に話を聞くことができました。なぜ、届け出をしなかったのでしょうか。

土地所有者の女性)
「GWだったから申請を出さなかった。このことも役場に報告しまして」。

女性によりますと、上の湧き水のところにある建物の修繕をするため、道を作りたかったと言います。

土地所有者の女性(Q:今後は特に何かやる予定は?)
「やる予定はないです。一応(建物の)修理だけ。一番上の方が腐って、水も出なくなったので、こちらの修理の作業」。

伐採をしていたのは中国人が代表を務める東京に本社を置く企業で、町は伐採の停止を求めています。
今後、町は伐採の範囲を精査し復旧するよう求める方針です。

ニセコ町 山口丈夫農政課長)
「今後は関係者から『顛末書』というものを提出してもらって、後志総合振興局と今後の対応を協議していく」。

合わせて読みたい

HTB天気予報士
イチオシ!動画ポスト
HTB天気予報士
奇跡の子
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb