出荷直前の被害に農家唖然… 夕張メロン120玉食い荒らされる被害 クマの仕業か?近くの木には爪痕も
2025年 6月24日 18:24 掲載
無残に散らばるメロンと茎。ビニールハウスの一部には土が見えている場所もあります。
高橋純暉記者)
「被害にあったハウスは、すべてこちらの面に10か所ほど穴が空いていて、メロンの株が引きずられた跡があります」。
23日午前6時ごろ、夕張市沼ノ沢のビニールハウスで夕張メロンおよそ120玉が何らかの動物に食い荒らされているのが見つかりました。この畑ではおとといも「夕張メロン」4玉が被害にあっています。
関係者などによりますと、被害にあったメロンは出荷直前のもので被害額はおよそ30万円にのぼるということです。
被害にあったメロン農家 佐々木剛志さん)
「(被害にあって)唖然という感じですね。ただ、もう怒りとかとかじゃなくて、ただただ唖然という感じになってますね。少し固まった感じですね」。
地元の猟友会と警察が付近を調べたところ、ビニールハウスからおよそ20メートル離れた木にクマの爪痕がありました。爪痕からクマの体長は1.5m以上と推測され、このクマがメロンを食い荒らしたとみられています。
出荷直前の「夕張メロン」がクマの被害にあうのは珍しいということです。
被害にあったメロン農家 佐々木剛志さん)
「隙間の方からはら侵入を許さないよう諸々のアドバイスいただいて、対策はとりました」。
クマの新たな目撃情報や被害について確認されていませんが、警察は近くに住む市民に注意するよう呼びかけています。