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旭川4歳児不明 25日も90人態勢での捜索つづく 映像から足取りを追う

旭川市で4歳の男の子の行方がわからなくなっていて、近くの石狩川を中心に捜索が行われています。防犯カメラに映る男の子の映像からその足取りを取材しました。

テレビを見ながらご飯を食べる男の子。23日から行方不明になっている旭川市に住む4歳の男の子です。

加藤諒也記者)
「橋の下の川では警察官が捜索を行っています。薮の中を念入りに調べています」

男の子のものとみられるおむつが見つかった石狩川。25日も警察や消防が午前10時からおよそ90人態勢で捜索を続けていますが手がかりはありません。

男の子の母親)
「まだ寝ていたので、(息子が)いなくなってからみんな起きだした。思いたくはないが、川に流れ着いたりもあるのかと」

男の子がいないことに母親が気づいたのはおとといの午前7時半ごろ。自宅1階の窓から靴を履かずに外に出ていったとみられています。

男の子の母親)
「(普段)鍵をかけてもそこからすっと手を入れて(窓を)開けちゃう」

加藤諒也記者)
「自宅近くの公園で行方不明となっている男の子がひとりで歩いているのを付近の防犯カメラがありました」

23日の午前7時40分ごろに自宅からほど近い公園で撮影された防犯カメラの映像。半袖のTシャツを着てはだしで車道に出てきたのは行方不明になっている男の子です。
およそ1・5キロ離れた旭西橋近くの河川敷では男の子のものとみられる紙おむつが見つかっています。
警察は男の子が川に落ちた可能性があるとみて調べています。
家族によりますと男の子は2歳のときに自閉スペクトラム症と診断されたといいます。これまでにも1人で外へ出ていってしまうことが何度かあったということです。

男の子の母親)
「突発的に走ってしまったり、騒いだり、好みとかこだわりがあったりプールとか、水が好きで」

専門家は自閉スペクトラム症には衝動的に行動してしまう危険性があると話します。

鳥取大学大学院医学系研究科井上雅彦教授)
「衝動性については、ADHDとの合併のお子さんもいて、車が好きだからかっこいい車が通って好きな車があったら衝動的に飛び出してしまうとか。そういう危険性というのは特に幼児期には考えられる。親御さんだけの責任というよりは、社会全体で周りの人たちがその特性をわかって気をつけていくということが求められる」

警察と消防は、捜索範囲を石狩川の下流に広げて男の子の行方を探しています。

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