夜の車道を走るクマ 円山動物園裏手で目撃 現地調査で体毛確認 約1.5m若い個体か 集団下校も警戒続く
2025年 6月25日 16:38 掲載
24日夜、札幌市中央区の住宅街で、1頭のクマが目撃されました。近くの小学校では教師らが引率して下校するなど対応が取られています。
夜の車道を勢いよく走るクマ。ドライブレコーダーが捉えた映像で、クマはその後、茂みの方へ入っていきました。
香山芽郁記者)
「クマが目撃された付近には、住宅街が広がっています。すぐ近くには草木が生い茂っている山があります」
クマが目撃されたのは札幌市中央区円山西町2丁目の住宅街です。24日午後10時半ごろ、車で帰宅途中の男性が10メートルほど先に1頭のクマを目撃しました。
クマの体長は1.5メートルほどで大きさから親から離れたばかりの若いクマとみられています。
市が午前中に行った現地調査で、土を掘り返した跡やクマのものとみられる体毛が見つかったということです。
現場近くの小学校では、先生が引率して児童らを集団で下校させるなどの対応がとられました。
保護者「(子どもの)野球の朝練があったが急きょ中止になった。近すぎて怖いと思った。」
市や警察は周辺のパトロールを行い、注意を呼びかけています。