恐竜の化石じゃなかった 35年前発見の化石は絶滅した鳥類と判明 生息の多様性を知る重要な発見に
2025年 6月25日 20:23 掲載
1990年ごろに胆振のむかわ町で発見され恐竜の骨とされていた化石が、絶滅した鳥類の化石であることが新たにわかりました。
およそ35年前にむかわ町穂別で発見された化石。4年前に恐竜の骨として発表されましたが、その後のクリーニング作業で鳥類の特徴が見つかり、むかわ町穂別博物館が北大などと共同で研究した結果、およそ4000万年から1500万年前に生息し、絶滅した鳥類グループ「プロトプテルム科」の化石であることがわかりきょう公表されました。
北海道大学大学院李学院川本一陽さん)
「ペンギンと同様に前足の翼を用いて泳いでいた、当時の海を泳いでいたと考えられています。」
「プロトプテルム科」の発見は網走に続く道内2例目で、生息の多様性を知るうえで重要な発見だということです。