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北海道ニセコ町で森林伐採に続き再び違法行為が…コンドミニアム運営の中国人女性「町の所有地と知らず」

北海道ニセコ町で中国系の企業が町に必要な届け出をせず森林を伐採していた問題をめぐり、この企業が町道にまたがった場所で建物の建築工事を行い、町から撤去を求められていたことが、27日新たに分かりました。

本間壮惟記者:「ニセコ町曽我地区です。似たような形をした建物がずらっと並んでいて、現在も作業が行われています」

外国人観光客に人気のニセコ町。町内には多くの宿泊施設が建てられ、曽我地区では新たなコンドミニアムの建設が進められています。そのすぐそばで今週明らかになった違法行為。

廣瀬美羽記者:「木で階段ができていて、その奥には空間が広がっています。さらに奥のほうには小屋が建っているのが見えます」

中国人が代表を務める東京の企業が、森林法で「森林として利用すべき土地」と定められた場所で、町に必要な届け出をせずに伐採を行っていたことが発覚しました。

そして今回新たに、この企業が建設を行うコンドミニアムの新築工事現場でも違法行為が明らかになりました。

ニセコ町都市建設課・橋本啓二課長:「菜園のようになっているところがあると思うのですが、あちらは道路区域」

去年9月、住民から連絡を受けて町が現地調査を行ったところ、コンドミニアムの基礎部分が町道にはみ出して建てられていることが判明。町はこの会社に対し撤去するよう10回以上指導を行ったものの、基礎部分はいまだに残されたままです。さらに…。

ニセコ町都市建設課・橋本啓二課長:「あちらになるんですけれども…こちらの建築物につなげてるキュービクルになります。こちらも大体半分くらいが道路区域になります」

電圧を下げる機械「キュービクル」も、半分ほどが町道にまたがって設置されています。

ニセコ町都市建設課・橋本啓二課長:「このままではらちが明かないので、町としても厳正な対応を検討しておりまして、今後顛末書のほうは提出していただくのですが、その時に撤去の日程も決めてただくので、それを過ぎれば間違いなく裁判も辞さない覚悟で検討しております」

なぜ、このようなことが起こってしまったのか。この企業の大株主で、コンドミニアムを運営する中国人の女性は。

中国人の女性:「その場所が町の所有地だとは知りませんでした。日程は決まっていませんが、近いうちに移動させる予定です」

町によりますと、企業は来週中に顛末書を提出し、年内に撤去すると話しているということです。

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