深刻な財政難に見舞われている北見市で、来年度にも水道料金が１割以上値上げされる見通しとなりました。

北見市の水道料金などを議論する北見市上下水道審議会は２７日、辻市長に料金の値上げが妥当とする答申書を手渡しました。答申書では設備の老朽化や物価高が続いていることなどから、平均的な３人家族でのひと月あたりの水道料金をいまよりも６３２円値上げして５３４８円、下水道料金を１２９円値上げして３７４９円とするのが妥当としています。

北見市上下水道審議会・中村大会長：「（全道一の）広大な北見市の広い面積で、どうやってインフラを維持していくのかというのかが喫緊の課題」

今後、条例案が可決されると来年度にも値上げとなり、道内の人口上位１０の市の中では上下水道料金が最も高くなります。