自称・北海道で一番!「コンビニマニア」高校生 驚きの偏愛コレクション 「死ぬまで続ける」魅力とは?
2025年 6月30日 21:01 掲載
コンビニ巡りが趣味だという自称・道内で一番の「コンビニマニア」の高校生。コンビニ愛がすごすぎる、独特の感性に注目です。
札幌市の高校3年生・内山紫月さん(17)。自称・道内で一番のコンビニマニアです。趣味は、もちろんコンビニ巡り。これまで訪れた店舗数は500以上。大手コンビニチェーンからローカルコンビニまで、道内各地の店を巡りました。
この日やって来たのは、余市町の「K-nes駅前通り石岡商店」です。2004年に撤退するまで、札幌や小樽などで展開していたコンビニチェーン「K-nes(ケーネス)」。こちらの店は、K-nes撤退後も名前だけ引継ぎ、個人商店の形態に戻して営業を続けています。

内山さん:「今日が初めて。一度行ってみたかった場所だった」。
森アナウンサー:「札幌では、なかなか見たことのないお店ですけど」。
内山さん:「かなり前に、札幌からなくなっちゃってるんで、北海道どころか全国的に見ても最後のお店になると思います」。
森アナウンサー:「写真を撮られていましたけれど、K-nesの特徴はあるんですか?」
内山さん:「K-nesは、基本的に緑の中に白い線が入るスタイルが主流」。
マニアの内山さんも初めて訪れるコンビニ。店内に入ってみると、大容量の塩の袋詰めや余市産のワインが並んでいました。さらに…。
内山さん:「これ、希釈して飲むジュース」。
森アナウンサー:「珍しいですね。見たことがない」。
内山さん:「飲食店とかで使うやつです。業務用の」。
中でも内山さんが注目したのは、ナショナルの丸型蛍光灯ではなく、箱に付いていた値札のシール。

内山さん:「こっちもK-nes」。
森アナウンサー:「本当だ。K-nesって書いてある」。
森アナウンサー:「ぐるっと見て回ったんですけれど、大きな塩やお酒もたくさん並んでいて。マニアの方いわく、業者が使うような物とかもありますけれど」。
渡邊和敏店長:「需要があるので。やっぱりお客さんの要望があって、これが欲しいっていうことがあれば用意しておくかなっていう感じです」。
内山さん:「ここに来れば、地域の人が欲しいものがそろっている。まさに一番のローカルコンビニですよね」。
渡邊店長:「それが一番。それを目指したい。地域一番でいいんですよ」。
念願かなって訪れたこちらのコンビニ。内山さんも大満足の「ローカルコンビニ」でした。

コンビニ愛あふれる、内山紫月さん。どんな高校生なのか探るべく、自宅を訪ねました。
内山さん:「箱が今6つあるんですけれど、集めたレシートがここに保管されています」。
森アナウンサー:「レシート!?」
内山さん:「実際に行ったコンビニのレシートが入っていまして」。
1枚ずつ丁寧に、チャック付きの袋に入れられたレシート。1000枚近くあるそうです。日光でレシートの字が薄くなるのを防ぐため、さらに箱に入れて保管しています。
内山さん:「どんどん増えていくと楽しいですよね。なんかスタンプラリーみたいな気分で」。

これまで訪れたコンビニの写真も見せてもらいました。
内山さん:「これは見覚えある写真じゃないですかね」。
森アナウンサー:「あれ?これってもしかして…」。
HTB本社も入る「さっぽろ創世スクエア」。その1階にあるセブンイレブンです。
内山さん:「写真撮るまで、長かったですね。場所柄テレビ局の社員さん以外にもいっぱい通るので、人が途切れるまで10分ぐらい粘って待ちました」。

幼い頃からコンビニが好きだった内山さん。クリスマスに「北海道にないミニストップの模型が欲しい」と、おねだりしたこともありました。そして10歳の頃、本格的にコンビニ巡りを始めました。
森アナウンサー:「コンビニの良さは、どんなところ?」
内山さん:「身近な場所にあるというのと、同じコンビニでもその地域のお土産のお菓子とか売っていたりするので、特色を見つけるのは楽しいですね」。
最初は一人で始めた趣味でしたが、今では全国のコンビニ好きと友達になりました。友達からもらった、大切なコンビニグッズもあります。
内山さん:「何の変哲もない電池なんですけれど、東京の友達からもらった物で。これにまたコンビニの値札が付いているんです」。
神奈川県にしかないコンビニ「ベイスターズマート」の値札。マニアにとっては、まさにお宝です。

次に2人が訪れたのは「ハマナスクラブ」。道内で33店舗展開するセコマグループのコンビニで、この美唄駅前店は2016年に開店しました。店内に入ると、壁にはハマナスの花の絵が。全体的にかわいらしい印象です。
森アナウンサー:「店員さんも、エプロンがハマナスカラー!」
内山さん:「ハスカップのソースもありますね」。
森アナウンサー:「本当だ。へえ、美唄産、地元産」。
内山さん:「地元の商品も扱っているみたいですね」。
初めて訪れるコンビニに、興味津々の内山さん。この店では、駄菓子コーナーも充実。観光客からのニーズに応え、近所の駄菓子店から仕入れているということです。

店内をくまなく見て回った後は、もちろん写真撮影。外観を撮って、店内の花も撮影。そして…。
内山さん:「レシートお願いします」。
森アナウンサー:「レシートをゲットして、いかかですか?」
内山さん:「念願かないました」。
森アナウンサー:「2店舗コンビニ回ってみていかがでしたか?」
内山さん:「今回、どちらも初めて行くお店だったので、新しい発見がたくさんありました」。
森アナウンサー:「コンビニの良さって何ですか?」
内山さん:「やっぱり身近な存在であるのと同時に、私からすれば趣味を満喫できる場所でもありますので」。
森アナウンサー:「コンビニを趣味として続けるのは、どういうことなんでしょうか?」
内山さん:「コンビニは全国にいっぱいあるので、終わりがない趣味です。死ぬまでは続くかなと思います」。