ゆるゆる優る~む(小野優子)

スキかキライか・・

7月9日公開予定の映画「BIUTIFUL」。

一足先に観てきました。

 

どんなに厳しくやるせない現実を描いていても、

どこかに"救い"を用意していることが多い日本の映画やドラマ。

そんなぬるさに慣れきっていた私の心を

容赦ない厳しさで激しく揺さぶった作品でした・・。

 

『つじつまの合わないハッピーエンドなんてなくていい!!』

と、普段からクールすぎる発言をしている私でも、

『唐突でもいいからどうかラストにハッピーエンドを・・』

と、祈るような思いでこの作品を観ていました。

 

『キライ・・』

観終わった後、つぶやいたのはこんな言葉でした。

救いを見つけ出すことができなかったからです。

 

ところで、この単語に違和感を覚えた方も多いでしょう。

「BIUTIFUL」。

これは「BEAUTIFUL]のことです。

この綴りの間違った「BIUTIFUL」

物語のとあるエピソードから生まれた単語です。

 

とても印象的なシーンでした。

"物事を額面通りとらえたそのもの自体が本質とは限らない。"

そんなことを感じるシーンだったのです。

 

物事を額面通りとらえない・・・・ん?

待って。

そう考えると、この物語に救いはあったと見ることもできる??

・・・・

 

作品を見てから10日余り。

暇さえあると「BIUTIFUL」のことばかり考えてしまいます。

 

 

あれ?

・・・・これをスキっていうのかな・・

 

 

0527.jpg

主人公を演じたハビエル・バルデム

 

追記

映画「ノーカントリー」の殺人鬼を演じた時と

あまりに違うハビエル・バルデム・・・・

彼のことももともと好きじゃなかったのですが、

最近とても気になる役者なのです。

 

 

 

ありがたや・・

友人たちの出産ラッシュが続いております。

遠くに住んでいる友人たちからは

ベイビーたちの写真が続々と送られてきます。

そのたびに、写真に向かって「かわいいね~」と声をかける私。

 

赤ちゃんってどうしてこんなにかわいいんでしょう^^

 

赤ちゃんは守られるべき存在だから

大人たちが思わず手を差し伸べたくなるよう

かわいく生まれてくる・・

 

と、かつて聞いたことがあります。

 

たしかに・・

血のつながりがなくても思わず守ってあげたくなりますもんね。

 

ところが!

つい最近送られてきた友人からのベイビー誕生の報告と

そのメールに添付されていたベイビーの写真。

これを見た瞬間、私はいつもとは違う言葉を発しました。

 

「ありがたや・・」

 

何故・・って。

とにかくとってもありがたいお顔をしていたのです。

なんかこう手を合わせて拝みたくなるような・・笑

友人の了解を得て、ここにその写真を載せることにします。

 

0505.jpg

 あ~、もっと大きな写真で見せてあげたい・・

  

まるですべてを達観しきったような、慈悲深い穏やかな表情。

手を差し伸べたくなるようなかわいさを持ち合わせつつも、

どちらかっていうと、手を差し伸べられているような気分になる(笑)

そんなありがたいお顔をしていると思いません?

 

会社のパソコンに出産の報告がきたものですから、

ここ数日は出社するたび、

この写真をパソコン画面いっぱいにまずは映し出してから

仕事にとりかかっています^^

 

さぁ。

今日も写真を前に。

 

ありがたや、ありがたや。

 

050501.jpg

わたしにはこのベイビーがお地蔵さまに見えるのです

 

 

写真

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