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(2008年10月20日放送)

#95 石井正則さん

1973年、神奈川県横浜市出身。 お笑いコンビ、アリtoキリギリスのボケ担当。人気テレビドラマ「古畑任三郎」に出演以来、バラエティーだけに留まらずドラマ、舞台にと活躍の場を広げている。

トーク内容

今週は石井さんたっての希望で恵庭の薦田(こもだ)さんのお宅へお邪魔しました。石井さんがどうしても来たかった理由というのが「蓄音機」。石井さんは蓄音機がマイブームなんだそうで、恵庭の薦田さんという方はマニアの間では名の知れた蓄音機コレクターだったのです。部屋の中には大小さまざまな蓄音機がところ狭しと置かれていました。石井さんのテンションはずっと上がりっぱなし。撮影だってことも忘れて薦田さんと二人で盛り上がってました。当然やまちゃんは置いてけぼり。「ちょっと音を聞いいてみないと分かんないよ…」ってかる~く言っちゃうもんだから石井さんから激しくダメだしされてました。だって蓄音機にかけるレコード、SP盤っていうんですけど、コレ、ダイヤモンド針じゃなくて鉄張りで表面を削りながら音を出すって物らしくて。つまり聞くたびにレコードは磨耗して消費されていくわけ。レコードをかける回数に制限があるんですって。その回数は100回~150回とはいわれているものの、SPレコードはすでに生産はされていないからどれも中古。すでに誰かが何度も聞いてるんですよ。いずれは聞けなくなっちゃうっていう貴重な代物なんです。当然、針も蓄音機自体も代えの部品は作られていないから、全てが貴重ってわけ。それを聞くと音の良し悪しが分からない素人でも「ありがたい音」に不思議と感じられました。石井さん自信も2台の蓄音機を所有していて熱く蓄音機について語っていました。しかもコレには撮影後に発覚したエピソードがありまして。石井さんはもちろん東京で蓄音機を購入されたわけですが、専門店となると東京でもそれほど多くはない。石井さんが購入したお店ってのがなんと薦田さんのお知り合いのお店。しかもそのお店で石井さんが買った蓄音機は、以前、薦田さんが手放した蓄音機だったんですって。「○○ってお店で中古の○○って蓄音機を買ったんです」って石井さんが説明したら薦田さんが「あれ、それはボクが使ってたのだなぁ」ってなったわけです。コレには一同ビックリしました。何か運命的ですよね、こんなことってあるんですね。とにかく石井さんには十分に楽しんでいただけたようで何よりでございました。
そして後半のトークではいまや役者としてのイメージが強くなった石井さんにドラマのウラ話を聞いちゃいましたね。あの大物俳優とのエピソード…って言うよりはエピソードがないのがエピソード!あの大物俳優さんて現場では一切の私語がないんですって。だから「あんな話をしました」「待ち時間でこんなことをしました」なんてエピソードがない!なぜかって言うと撮影現場に入ってくる時から帰る時まで役になりきってるから。ずっと「ん~~、西園寺くん!」なんていってるんですかね。それだけ集中してるってことですよね。いや~楽しいお話をたっくさん聞かせて下さいました。石井さん、本当にありがとうございました。

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