東北と北海道は、既につながっている。しかし、移動に時間がかかることで、足を運ぶことを躊躇していた人たちも少なくないはず。北海道新幹線の開業を機に、ぐっと近づいた東北と北海道のエリアそれぞれの魅力を再発見したい。贅沢で落ち着いた「大人の旅」を演出することで、“行ってみたい”、“食べてみたい”、“泊ってみたい”を刺激する。
ニューズウィーク誌の
「世界が誇る日本人１００人」に選ばれた
切り絵作家 蒼山日菜さん
異国情緒あふれる教会群
街を走るレトロな路面電車
そして、まばゆいばかりに輝く夜景の宝石
切り絵アーティストの創作心がくすぐられる
自然に抱かれ、
痛いほどの静寂に包まれながら
旅で昂ぶった感情を静かに落ち着かせる
蒼山さんが
“函館”の街から切りとったのは一体どんな世界なのか・・・
恐ろしくも美しい
怯えるほどに神々しい
八甲田山の山頂
氷と雪が支配する美しすぎる世界で、言葉を失う
冷え切った身体を
弘前の奥座敷に佇む「界 津軽」であたためる
伝統工芸を随所に配置し、
和の趣にこだわった館内
大間のまぐろをはじめ、
季節の移り変わりを鮮やかに感じ取れる
趣向を凝らした会席料理
「日本人で良かった」と実感する上質な滞在は
旅慣れた大人の心をリラックスさせる
「雪国に生まれて良かった・・・」
白い息を吐きながら岩手県を旅するのはタレントの壇蜜さん
秋田県出身の彼女にとって岩手県は
ずっと訪れたかった近くて遠い場所
どこかなつかしい日本の原風景が広がる山里で
日本昔話の世界に迷い込み
奇岩怪岩が連なる渓谷で
水墨画の世界に身をゆだねる
「日本人のこころのふるさと」を訪れた壇蜜さん
その表情は“女性”から少女へと変わっていた
景勝地として名高い松島は
実は歴史遺産の街
五大堂、瑞巌寺、円通院・・・
歴史を刻みこみ、時を重ねた建物に触れ
石畳を歩き古く伝統的なモノを大切にしてきた
日本人の“心”を感じる
松島から約１０ｋｍの塩竈は“寿司の街”
そんな寿司の街で、全国からファンが訪れるという名店
地元の旬の幸を地酒とともに味わい、
宮城の夜は楽しく更けていく・・・
藤井さんがふとつぶやいた
「日本は広いな・・・」
- ナレーター
- 森さやか（HTBアナウンサー）
- 星野恵介
- 撮影
- 小林直人（ｍｉｒｕｃａ）
- 照明
- 星野 拳（北海道共立）
- 録音
- 松澤 聡（ｍｉｒｕｃａ）
- ＶＥ
- 野田武史（ｍｉｒｕｃａ）
- ディレクター
- 下山拓也（ｍｉｒｕｃａ）
- チーフディレクター
- 海野祐至（ＨＴＢ）
- プロデューサー
- 数浜照吾（ＨＴＢ）、山﨑秀一（ｍｉｒｕｃａ）
【数浜照吾プロデューサー コメント】
北海道新幹線開業の特番は、おそらく賑やかなテイストの番組が多いと思いますが、この番組は、その真逆をいきます。新幹線そのものをクローズアップするという手法ではなく、新幹線で移動したあとのお楽しみを提供するスタイルです。素敵な旅人たちが、静かに流れる時間すら味わうかのように、ゆっくりと贅沢な大人の旅をして、東北・北海道の魅力を引き出します。映像にもこだわっていて、息をのむような臨場感のある映像美は、きっと地元の人たちさえも気が付かなかったその土地の魅力を最大限に引き出すことでしょう。北海道新幹線を利用して、是非、東北・北海道を旅してみたいと感じてもらいたいです。