2010年03月10日(水)
言葉を失う
オリンピックが終わってもう1週間以上経つんですね。
先週は、クロスカントリー・石田正子選手と夏見円選手が、所属会社へ出場報告する取材に行ってきました。
石田選手は、これまでの日本人最高成績を更新し、いい笑顔。
いっぽう、得意種目で力を発揮できなかった夏見選手。
競技を続けるか退くかで悩んだこともありました。
ひょんなことから滑る喜びに気づけたこともありました。
オリンピックのメダルを目指して厳しい練習を続けました。
そんな紆余曲折を取材してきただけに、顔を合わせてなんと声を掛けていいのやら、慮ると言葉が出ませんでした。
オリンピックのような大きな大会のあとには、今後の進退に関する質問が必ず出るものなのですが、夏見選手はその質問を制するかのように、自ら来シーズンの世界選手権への意気込みを話して、現役続行を表明しました。
自ら切り出したところに、「このままでは終われない!」という夏見選手の意気込みを感じました。
4年後と一口には言えますが、とてつもなく長い4年。
その長い苦難を乗り越え、リベンジを果たす夏見選手の姿を祈らずにはいられません。