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めぐみ横丁

2010年08月30日(月)

読書の秋

「暑いですね」
この言葉があいさつ代わりになるほど厳しい残暑が続いています。
そんな中、トンボが飛び交い、
木の葉が色づいてきて、秋の訪れを感じます。

秋といえば、食欲の秋も捨てがたいけど、『読書の秋』♪
仕事が早く終わった日に、喫茶店でミルクティーを飲みながら、
ゆったりのんびり、その日の気分で本を読むのが習慣です。
本のジャンルは問わず。週に2、3冊ペースでしょうか。

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読書のおとも

今日は、最近読んだもので、特に良かったと思った2冊をご紹介します。
まずは、スタジオジブリの巨匠・宮崎駿監督と、
『バカの壁』などの著書でおなじみの養老孟司さんの対談本。

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『虫眼とアニ眼』

ジブリ作品が大好きな私としては、
この2人が一体どんな話をするの!?と興味深々でした。
読み進めると、オモシロイのなんの。
「ジブリの採用試験では、まず、鉛筆をカッターで削ってもらう」
「トトロを10回見るくらいなら、1回見た後で外に出て自然に触れてほしい」
など、気になるエピソードやメッセージが飛び出します。
アニメ監督の宮崎さんと、虫取りが趣味の養老さんの2人から
"観察する"ことの大切さが伝わってくるこの作品で、
"ジブリ作品を見ると、なぜ、昔見たことのある景色を思い出すのか"
というヒミツが、ほんのちょっぴり紐解けた気がしました。

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『小さいおうち』

もうひとつは、今年の直木賞を受賞した、昭和が舞台の作品。
本屋さんの入り口付近に山積みされていて、
タイトルのセンスと表紙のカワイさに、
1ページも開くことなくすぐにレジに向かいました。

中流家庭で女中として働いていた年配の女性による語りで、
当時は歴史的に何があったのか、戦時中の暮らしぶりはどうだったのか、
頭の中に細かく浮かんでくるほど細かく描写されています。
読後感は、心がフワーっと浮いているような感覚で、
しみじみと、良い本に出会ったー!!!という気持ちになりました。


『虫眼とアニ眼』『小さいおうち』が最近のマイヒット作品ですが、
これから読もうとしているのが...

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『おは天』の番組プロデューサーが、突然、
「面白いから」と貸してくれました。
ジャンルも内容も未知の世界だけど、
久々の洋書にテンションアップ。んん~早く読みたい!!!


この秋、読書熱がますます加速しそうです。