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めぐみ横丁

2011年11月25日(金)

受け取ったバトン 

はじめて通る道をブラブラ歩いていた時のことです。

 

偶然、小さなアクセサリー屋さんの前を通りかかり、

「きっとステキなものが見つかる」という直感が働いたので、

中に入ってみました。

 

すると。

 

うわぁぁ・・・!!

 


数は少ないけれど、どれも輝いてみえました。

吸い込まれました。 

 


 

中でも目にとまったのは、

丸い貝殻のようなビーズが耳元でユラユラ揺れる、

エメラルドグリーンのイヤリング。 


値段もお手頃です。 

 


「このビーズは、1930年にフランスでつくられたものです。 

 フランスに行った時に蚤の市で見つけて

 手づくりでアクセサリーにしました。」   

と、お店の方。
 

 

1930年代といえば、第二次世界大戦が勃発し、

文化的には、カラー映画の制作が始まった時代。 

 

いわば、激動の時代に誕生し、80年ほどの時を生きて、

今、この時代の日本に、私の手元に、やってきたのです。

 

 

どんな人と、どんなシーンを見ながら、歩んできたんだろう・・・

こんなことを考えると、楽しくて仕方ありませんでした。 

そして、耳につけてみると、気分が一気に上がったので、

買うことにしました。 
 

 

 

 

このアクセサリー屋さんに置かれているものは、

好みに関わらず、どれも魅力的に見えました。 

 

きっと、1人で店を切り盛りし

キラキラした目で話をしてくれたあの女性店員さんの

1つ1つに対する強い愛情が、

アクセサリーたちにも伝わっているんでしょうね。 

 

 


モノにも、感情がある。 物語がある。

 

縁があってそのバトンを受け取ったので、

より輝かせてあげられるよう、愛情を注いでいきます。 

 


ステキな物語の続きが紡げるように。 

 


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