2011年11月29日(火)
奇しき偶然
最近、こんな嬉しい出来事がありました。
友人に薦められて手にした本が、
その直前に読み終えたばかりの、別の友人から借りた本と、同じ作者のものだったんです。
作者の柔らかさと強さを兼ね備えた言葉の引力によって
この偶然な出会いがたぐり寄せられた気がして、
本の感想とともに、お手紙で気持ちを伝えました。
そしたら。
なんと。
数週間後にお返事をいただいたんです。
虹の模様が透けて見える、和紙でできたハガキ。
少しにじんだ深いブルーのインクで、
本を読んだことに対するお礼とともに、
" 「奇しき偶然」というか、世の中には時として
なにかに導かれたような出会いがあるものですね。"
というメッセージが、一筆添えられていました。
想いが通じたような気がしました。
あ、今、集中力が高まっているかも・・・と感じる時には、
タイミング良く必要な情報や言葉が浮かび上がってきたり、
人との話の中から何かが見えてくることがあります。
そのタイミングで得たことや感じたことって、ふしぎと、
しばらく経ったあとに、色々と役立ったりするんです。
だから、今回の嬉しい出来事を、
「奇しき偶然」で終わらせないように、
心にしっかりととどめておきたいと思います。