2011年12月15日(木)
きずな
法然と、親鸞。
ともに鎌倉時代に生きた僧です。
先日、彼らの足跡を辿る特別展
「法然と親鸞 ゆかりの名宝」を観に行ってきました。
会場には、2人の書いた書物や、仏像などが並んでいます。
@東京・上野
とくに気になったのは、2人の筆致でした。
法然は、少し太くて丸みを帯びたような文字。
(温かさのある人なんだろうな)
親鸞は、細くて、小さい、幾何学文様のような文字。
(几帳面な人だったんだろうな)
へぇ、こんな字を書くんだと思いながら、あれこれ思い巡らしました。
他にも、性格の違いが感じられる2人ですが、
それはそれは、固い信頼関係が築かれていたそうです。
今年は、改めて"絆"の大切さを考える機会が多かったけれど、
この2人にも、強い絆があったんだろうと想像できました。
その、法然と、親鸞。
2人の年の差は、40歳。
親子ほどの年齢差のある人と、
心と心の深いところで通じ合えると云うこと。
本当に素敵なことですね。
会場を出ると、三日月が・・・