2014年01月22日(水)
味
チョコレートが好きです。
えもいわれぬ美しいフォルム。つややかさ。
カカオの香りがふんわり鼻にまとわり、
舌にのせるとじんわり溶けて、甘美な味わいが広がります。
通勤バッグにはいつも板チョコを忍ばせ、
旅先でショーケース越しにおいしそうなチョコを見つけると、
一粒買って、噛みしめるようにじっくりと味わう。
学生時代、チョコを片手に、ジョニーデップさん主演の映画
『チャーリーとチョコレート工場』を友達と観たのも、懐かしい思い出です。
「くつろぎを、召し上がれ」
これは、あるチョコレート菓子の箱に書かれたキャッチコピーです。
学生時代に傾倒していた作家さんが、某雑誌で
「お菓子のパッケージに書かれた言葉をみるのが好き」と語っていたのが気になり、
スーパーのチョコレート売り場に行ってみました。
世の殿方にチョコが渡される日が近づいているので、種類が豊富。
ひとつひとつ見てみると、色んな表現があって、実に面白いんです。
しばらく眺めていると、美味しさの表現の仕方に、
いくつかの法則があることに気づきました。
たとえば・・・
①"形容詞"でおいしさをあらわす
「ぽってり~」や「気品ある~」、「繊細な~」など、
枕コトバとなる形容詞が、ひと工夫されていて、オシャレ。
ぽってり・・・ 何だか厚みがあってとろけるんだろうな、とイメージできます。
②チョコを何かにたとえる
「〇〇のような~」、というたとえ方。
「雪のような口どけ」、「お濃茶のようなチョコ」など。
ちなみに、濃茶とは、抹茶に少量のお湯を加えて練る、濃厚なお茶のこと。
③短い1文で表現する
冒頭でご紹介した「くつろぎを、召し上がれ」や、「つむぐ、織りなす。」
コトバの響きが繊細で、味や食べるシーンなど、色々想像がが膨らみますね。
・・・およそ10分、頭の中で、色んなチョコを味わいました。
こうしてブログを書きながら、アーモンドチョコを一粒。 トレビア~ン。
今日も、深遠で、魅惑的なチョコレートの世界に迷いこんでしまうのです。
消しゴムにクリップ、文房具もパクッ!? (※食べられません)