2015年07月01日(水)
知
ちょっと気分転換に ^^
と思い、 いつもの通勤路と違う道を歩いていると、
コーヒーの香りが、ふんわりと漂ってきました。
そこに佇んでいたのは、コーヒー豆の専門店。
10種類以上の豆が、ガラスケース越しに並んでいます。
でも、良くみると、あれ??
コーヒー豆の色、少し薄い気が。
もっと濃い茶色のイメージ、ですよね。
30年続けた仕事をすっぱりと辞め、
コーヒー専門店を営んでいると話す、お店のご主人曰く。
「 コーヒー豆は、もともと黄緑色の実で、
それがナナカマドみたいに赤くなります。
収穫、乾燥させることで、この薄茶色の豆に。
さらに、熱を加えると、
見慣れたこげ茶色の豆になります。
お客さんの好みに応じて、熱の加え方を変え、
酸味と苦みのバランスを整えるんです」
ふむふむ!
たとえば、お米ならば、精米する時に、
白米にするか、五分づき玄米にするか、など
好みを選べますが、
お店に並ぶ薄い茶色のコーヒー豆は、
いわゆる "精米する前の状態" ということなんですね。
数か月前から、家でコーヒー豆を挽いているわたくし。
自分好みの豆をいただくことにしました。
まずは、好きな産地の豆を選び、
専用の機械を使って、 270度の熱風をあてて焼いていきます。
薄皮も剥がれていきます
熱を加える時間は、およそ10分。
アイスコーヒー用は、コクを出すために
二度焼きするそうです。
豆が、おどってますね。
待っている間にも、
コーヒーに関するあれこれを教えてもらいました。
コーヒー豆の起源は、1500年代、
スペイン人が、ヤギがコーヒーの実を食べて興奮しているのを見て、
これはなんだ?と思ったのが始まり、と言われているんだとか。
また、当時は薬として用いられていた、という説もあるんだそうです。
・・・あっ、話に夢中になるうちに、できあがりました。
できたてほやほや! イイ香り!!
「 1日寝かせると、味が馴染みます。
賞味期限は3ヶ月ですが、
早めに飲んでくださいね。」
翌日、早速、ひいてみると、
香り高く、コクがあって、酸味よりも苦味を感じる深い味わい。
まさに、自分好みのコーヒーでした。
偶然の出会いではありましたが、
いつもと違う道を歩くだけで、
ちょっとした冒険気分を味わえるものですね。