2019年12月04日(水)
読
札幌市手稲区の小高い丘の上に
ポツンと佇む建物があります。
"ドナルド・マクドナルド・ハウス"
難病の子どもたちと、そのご家族が滞在できる施設です。
エントランスを通り抜けて、
目の前に広がる全面ガラス張りの窓からは
柔らかな光が差し込んできました。
奥に進むと、寝泊まりできる部屋や、リビング、台所などがあり、
隣接する病院に通う方たちが利用しています。
日常の営みが、そこにはあります。
どこか和やかな空気が流れているな、と感じました。
少しでも前向きに生活できるよう、
ボランティアのみなさんが笑顔で出迎えて
ひとりひとりに寄り添い、支えていらっしゃるんです。
施設内に置かれている "つぶやきノート"
ハウス利用者が、自由に言葉を綴れるノートです。
病気の子を想う親の心情、普段なかなか吐露できない想い、
そして周りの人たちへの感謝の言葉がしたためられています。
目を通すと、思わずこみあげてくるものが・・・
毎年札幌で行われているチャリティイベントで
"つぶやきノート"に書かれた文章を朗読させてもらっ
場所はアリオ札幌1Fイベント広場、朗読は12時45分~です。
同じように小さいお子さんの病気で悩んでいる方。
もしよければ、どうぞ足をお運びください。
決して一人ではありません。
抱えている想い。張り裂けそうな、その気持ち。
きっと、共有できる場になると思います。
この手のひらサイズの手づくり人形は、去年、
ハウスのボランティアの女性がプレゼントしてくれました。
会社のデスクに飾っていて、
見るたびに、ホッと、気持ちが和んでいます。