めぐみ横丁

2020年08月05日(水)

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先月行われた "第4回HTB寄席はこだて" @函館市芸術ホール
リハーサルの様子です。
そこはかとなく緊張感が漂う1枚ですね。
このおよそ2時間後、古典落語『死神』を披露。
充実感と感謝の気持ちで、胸がいっぱいになりました。

改めまして、HTB寄席に来てくださったみなさん、
ひっそりと応援してくれたみなさん、ありがとうございます!! 

本番直前まで、心臓の音が聞こえるんじゃないかと思うくらい 
ドキドキが止まりませんでしたが、
舞台の幕が開くと、目の前にはいっぱいのお客さんが。
マスク越しでもワクワクしながら待ってくれていたのが 
はっきりと伝わってきて、ぐっと気持ちが和らぎました。 

開口一番、小圓鏡師匠の落語を舞台袖で聴きながら思いました。
あぁ、やっぱり、生の落語を聴くっていいもんだなぁ、と。 

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そして "第4回HTB寄席 はこだて" の3日後に行われた 
HTBオンライン劇場・こけら落し公演 "HTB寄席@オンライン"

『時間は90分。無観客で、トーク&落語を生配信します。
 めぐっちょが、函館寄席の様子をVTRを交えて伝え
 配信の最後に、古典落語『死神』を生披露。
 あとは、落語への想いを自由にしゃべってください!』

HTB寄席事務局からこのような言葉を受け取り、
スタジオに設けられた素敵なセットに囲まれて
ありったけの落語愛を、思いのたけを、吐露しました。
1人でのフリートーク、その直後に『死神』を披露・・・
大きなプレッシャーはありましたが、
泉のようにどんどんどんどん言葉が溢れ出てきて。
落語を聴いて気持ちが救われたこともあるから 
落語への敬意を、全ての言葉に込めたつもりです。 

振り返れば、『死神』に真正面から向き合った半年間。
20代の頃の辛かった経験を思い起こしたり 
人生観を突き詰めて考える― 
登場人物の気持ちを立体的に捉えながら稽古をしていると、
涙が止まらなくなることが、何度もありました。 

多くの人に支えられて臨んだ本番、鮮度を持って
ひとつひとつの言葉を発することができた気がします。 
終えてみてはじめて、全ての経験はムダじゃないんだと、
ようやく感じることができました。 

配信中に行った"HTB寄席グッズ"の販売も、おかげさまで盛況! 
発送の準備が整いましたので、順次、
お届けできるかと思います。しばしお待ちくださいね^^

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"HTB寄席をきっかけに 
プロの噺家さんや落語の世界に興味を持ってほしい"
これが、私、南平亭 恵朝 (なんぴらてい・めぐっちょ) の本望です。
観てくれたみなさん。関わってくれたスタッフのみんな。
本当に本当に、ありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。

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さらに! 実はこの夏、落語に続く・・・!? 
新たなプロジェクトが、すでに始動しています。どうなることやら。

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