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めぐみ横丁

2020年11月10日(火)

漫才の頂上決戦、M-1グランプリ2020。  

きのうのイチモニ!でお伝えしましたが、 

今年8月に結成した、大野&福田アナのコンビ"大福"

準々決勝進出は、叶いませんでした。 

応援してくださったみなさん、ありがとうございます。 

悔しさは募ったけれど、今は、少し、ホッとした気持ちに。 

今回は、2回戦・当日の舞台裏をレポートしますね。

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*       *       * 

 

2020年11月1日(日)。M-1グランプリ2回戦 当日。

朝7時。HTBを出発。新千歳空港へ。  

うとうとしながら、ぼんやりと車窓から外を眺めると 

まばゆい黄金色がどこまでも連なっている。 

そうだ、今は、秋だ。晩秋だ。 

季節のうつろいをじっくり味わうことなく

長いこと漫才に向き合ってたんだなぁ。 

再び、そっとまぶたを閉じる。  

午前11時半。羽田空港からモノレールに乗り、浜松町駅で下車。

駅近くに屹立するABC朝日放送の東京支社に到着した。 

今回の企画でお世話になっている構成作家・ 

山脇さんご夫妻と会議室でご対面。早速、最終稽古に入り、

言葉のニュアンス、体の動きなど、細部を入念にチェックしてもらう。 

「あとは、自信を持って、楽しんできてください!!」

ガラス越しにずっと見守ってくれていた東京タワーが

宵闇の中で、煌々と輝いていた。  

夕刻、なじみのヘアメイクさんに身を整えてもらい、新宿に向かう。 

ついに、来たんだ。目指していたところに。 

決戦の舞台・ルミネtheよしもと。漫才の聖地である。

学生時代は客席で笑ってたっけ。ぶるぶるっ。武者震いした。

そんな想いをつゆ知らず目の前を行き交う人の波を視界にとらえながら 

ココにいる全員を笑いの渦に巻き込むんだ!と意気込んだ。   

ルミネtheよしもとの舞台裏は異様なまでの緊張感が漂っている。

出番を控え、壁に向かって小声で稽古するコンビ 

リラックスしようと小刻みに動き回るコンビ・・・etc

司会のレギュラーさんが見つめる先にあるモニターには

会場の様子が映し出されていて、兄弟コンビ・ミキのお2人が爆笑をさらっていた。

私たちも、あと30分すれば、同じ舞台に立っているんだ。 

急に体が熱くなってきた。足がガクガク震えている。 

緊張をほぐすかのように相方・福田アナの肩をポンと軽く叩き 

プロの芸人さんに倣い、壁に向かっての通し稽古。

午後6時半。M-1公式のインタビューを受けていたら、出番が回ってきた。 

ふーーー。よしっ。楽しもう。福田アナとともに。いざ、出陣。

『どうもーーーー!大福ですーーーーー!!!!!』  

早々に拍手が起きた。ルミネのお客さんは、あたたかい。

舞台裏とはうって変わって、会場の空気は軽かった。 

『ありがとうございましたーーーー!!!』 

柔らかな拍手を、体いっぱい受け止める。 

舞台を降り、ほどなくして涙がとめどなく流れた。

随所で、笑い声が起きた。楽しかった。充実感もあった。 

でも ― 

悔しさに、軍配があがった。

あーーーーー、あーー―――――!!!!!

思いっきり叫びたい気持ちになった。 

どうしよう。涙が止まらない。

今思えばそこまで本気になれたって証なんだろうけれど 

あの瞬間は、感情がぐちゃぐちゃで、目元をぬぐうのに必死だった。 

こうして大人の青春に終止符を打った私たち"大福" は 

静かに、夜の東京の街に溶け込んでいった。  

*          *          * 

お笑いコンビ"大福"の、青春記録でした ^^

あの日から10日が経ち、心のど真ん中にあるのは、感謝の気持ち。

あの場に立てたこと、支えてくれた人たち。

"涙"のワケ や、 "大福"の歩みについては 

後日、イチモニ!の特集でお伝えします。

M-1グランプリ2020・決勝は、来月12月20日、HTBで。

わたしたち"大福"は、お笑い応援隊として 

芸人のみなさんの魅力をイチモニ!などで発信していきます!!  
 

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