2020年06月17日(水)
チピヤク カムイ
先日、森アナウンサーとonちゃんおはなし隊を担当しました。
コロナの影響で、オンラインでの読み聞かせ。
今回、私も初めて読む紙芝居を披露したんです!!!
アイヌ文化を感じられる「チピヤク カムイ」
アイヌの言葉で、
チピヤクは、オオジシギという今も北海道にやってくる渡り鳥。
カムイは、ご存知の方も多いのではないでしょうか、神を意味します。
アイヌに伝わるお話には、こういった動物を主人公にした物語が多くあり
この物語も昔、アイヌの人が
オオジシギを観察して作ったのではないかと言われています。
初めて読み終えたとき、
アイヌの方々の自然に対する思いの馳せ方や発想力
そして自然をとても大切している心を感じました。
その自然の美しさは、紙芝居の画からも感じることができます。
北海道在住の版画家、手島圭三郎さんが手がけました
ひとつひとつの描写が細かく、こだわりを随所に感じます。
文字を持たないアイヌ文化ですが、
アイヌ研究科の藤村久和さんが文章化して、一つの紙芝居が完成しました。
披露する機会も増えていきますので、
今後のonちゃんおはなし隊の活動に、どうぞご注目ください。