2017年03月17日(金)
栄光の鉄くず
苗穂のJRの工場で、ひっそりとその使命を終えていった車両があります。
新型特急気動車キハ285系。
相次ぐJR北海道の事故やトラブルが影響し
高性能すぎるゆえに開発が中止になり、昨年に廃車。
苗穂工場の解体線にいよいよ移された!との情報を聞きつけ
最後の姿を写真に収めようと、てくてく苗穂の撮影ポイントへ。
あちゃー、もう鉄くずになったか、遅かったかーー、、と、思っていたら!
そこはかとなく漂う悲しさ。もう切なさしかこみあげません。
設計開発に大変深くかかわった方にお話を聞いたことがあります。
「試運転は超絶早かった。札幌=函館2時間40分、行けたね」
ヨダの余談ですが、先頭車両のいわゆる「顔」が
「ゴマフアザラシ」に似てる!と思うのは私だけ?
最新鋭の技術が詰め込まれた車両は、9日には完全に鉄くずと化したようです。
北海道新幹線、札幌延伸まであと13年ほど。
それまでに、キハ285系の技術が少しでも活かされた車両ができれば
鉄くずとなった車両も、少しは救われるでしょうか。
開発費25億円也。嗚呼、幻の特急