
あらすじ
第3話

千春(久保田紗友)が悩めるお客を連れて『くま弁』を訪れる。
人気占い師・カタリナ(遠藤久美子)は、あることがきっかけで占いができなくなっていた。
「魔法のお弁当」の作り手・ユウ(飯島寛騎)に注文したのは「ホッケフライ」。
20年前に旧友が作ってくれた味をもう一度食べたい–––。
どうもソースの味が他とは違うという。
カタリナが持っていた一枚の写真を手掛かりに、千春とユウは思い出の味を再現しようとする。
古い写真には食卓でホッケフライを食べる若いカタリナと柴田(小山世莉)という女性、さらに手作りと思しきソースの瓶が写っていた。
ユウはそのレシピを尋ねに、カタリナが20年前に住んでいた島へ行き、柴田の元を訪れた。しかし、彼女は亡くなっていた。
柴田の弟からレシピノートを預かったユウは、カタリナと千春にホッケフライ弁当を振る舞った。
そして、柴田のノートをカタリナに手渡した。
手書きでびっしりと埋め尽くされたノートには、カタリナへの想いも綴られていた。
柴田の本当の気持ちを知ったカタリナは、柴田への秘めた想いを語った…。
それからホッケフライを口にし、大粒の涙を流しながら微笑んだ。