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桜前線捕獲大作戦/十勝二十番勝負/サイコロ5~キングオブ深夜バス~

水曜どうでしょうDVD第11弾
桜前線捕獲大作戦/十勝二十番勝負/サイコロ5~キングオブ深夜バス~

  • ≪封入おまけ≫

    「o」「n」シール

  • ≪特典映像≫

    ●未公開シーン 大泉さんのホラ話~「サイコロ5」より
    ●大泉洋のあんまり似てないモノマネ集~「桜前線捕獲大作戦」「十勝二十番勝負」より
    ●マニアのための温泉うなり映像~「桜前線捕獲大作戦」より
    ●オープニングCI映像

≪内容紹介≫

1998年春―。
水曜どうでしょうにonちゃんというHTBのマスコットキャラクターが登場した。
ぱんぱんに膨れたその黄色い着ぐるみには安田顕という男が入れられた。

だが、安田はonの着ぐるみに入ってもonを演じるでもなく終始安田顕のままだった。そうしか出来ない生来の不器用さが安田顕という男の中にあるからだが、その結果、onちゃんは酒好き、現在バイト生活中という取り返しのつかない事態になった。ところが、マスコットのくせに下積み生活をしているという隙だらけのキャラクター設定に視聴者は予想外に強い親近感を持ち、安田は自らが操るonちゃんと共にこのあと爆発的にブレイクしていく。

不器用すぎる安田が操るonは共演者にこっぴどくいじられてしまうが、なぜかいじられながら自然と場の中心に踊り出てしまい寡黙な着ぐるみのくせに一番注目を浴びる。
「寡黙なのに不器用だから注目を浴びてしまう」
それはそのまま、番組の中での安田の違和感のない立ち位置でもあったのだ。
安田はこの特異な立ち位置をonという仮面の中に埋没することで発見してしまう。

安田顕の登場は、さらなる可能性に向かって走り出したい気持ちではちきれそうになっていた当時の水曜どうでしょうをこの後さらに加速させていくことになる。
名作が目白押しとなる豊穣の季節は、すでに目前まで来ていたのである。

「十勝二十番勝負」の安田は、まだ小手調べ程度の存在感を醸すばかりだが、安田onを生み落とした企画として記憶にとどめていただきたい作品である。

他に、春爛漫の東北で、桜前線の最前線を見に行くというのんきな
「桜前線捕獲大作戦」と、徹底した管理のもと乗客を見事に博多まで護送する深夜バス界のキング、はかた号に出演者がコテンパンにされる
「サイコロ5」の渋い三本立てである。

加えて今回は、久しぶりにDVD用に前枠と後枠を新撮した。
たっぷり年齢を重ねた出演陣の照りとふてぶてしさと顔色の悪さから繰り出されるまったく意味の無いトークには強く惹きつけられる。