ここ最近の札幌は例年になくグッと冷え込み、作業隊の皆さんには厳しい気温ですが、雪像にはちょうど良い気温になりました。
心配されていた雪も順調に入ってきています。

雪像制作は今のところ順調に進んでいます。
足場（ビデ）の高さは10段目に突入しました。

高いところに資材を運ぶ際は、写真のように人海戦術で、あっという間に上へと運んでいきます。

雪像を制作するにあたって、たくさんの道具（チェーンソーなど）を使いますが、第3雪像制作隊にはこれら道具を管理している「器材係」というのがあります。
大きなチェーンソーなどはもちろん、小さなドライバーのひとつひとつにまで番号を振り分け、誰がどの道具を持ち出したか逐一確認・管理しています。
もし作業終了時にドライバー1本でも戻ってこない場合、作業隊全員で見つかるまで探します。
このような道具管理の徹底振りには感心させられます。

「成人の日」の今日、各地で成人式が行われている中、ここ「雪のHTB広場」でも「第3雪像制作隊」の成人式が行われました。毎年趣向を凝らしたセレモニーが目玉のひとつとなっています。
※ちなみに、今年は「雪上ビーチフラッグ？」でした。

いっぽう大雪像制作の方は、ここ「雪のHTB広場」の大雪像の特徴のひとつでもある「アイスブロック」の制作がいよいよ始まりました。
真っ白な雪のブロックに必要な「きれいな雪（通称「化粧雪」）」のみを採雪・輸送するため、中山峠まで往復約4時間かけて採雪しています。
輸送中に汚れてしまわないようにシートで覆って慎重に運び込まれます。
たいへん手間のかかる作業ですが、この化粧雪が無ければ真っ白な大雪像が出来ないのです。

作業は順調に進んでいます。
ただし、札幌市近郊の採雪地に雪が少なく、雪輸送に影響が出ているようです。