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札幌から世界に挑戦 アイスホッケーで北海道イチバンの小学生キーパーに密着 

■北海道バーバリアンズH.C.曽山玄さん(12):
「そのあと!そのあと!!」

仲間に指示を出しながら、体を張ってシュートを止めるゴールキーパー。
札幌市内の小学6年生曽山玄さんです。
全国大会に出場するなど、道内の小学生の中でイチバンの実力を持つキーパーで、今回、国内の小学生選抜チームに選ばれ、カナダの国際大会に初めて挑みます。

■曽山玄さん:
「カナダが近くなってきて、あともうちょっとでカナダに行って、世界相手に戦うんだと思うとドキドキする気持ちもあるけど、世界相手に楽しみな気持ちもいっぱいです。」

期待と不安を胸に抱きながら、日の丸を背負う少年の思いに迫りました。

■森唯菜アナウンサー:「イチバン!!のゴールキーパーの子を見に行きましょう!どんな子だろう…?」

森アナウンサーが訪れたのは、札幌市豊平区の月寒体育館。

■森唯菜アナウンサー:
「カーブカーブが!すごい切り替えし!」
「パックを受けるときすごいにぶい音していました!あれを受けるのは相当ですよ!?」

ひとりだけ、異なる防具を身にまとい、ひたすら体を張る選手。
6歳からアイスホッケーをはじめた曽山さんは、全国大会に出場するまでに成長。いまや道内イチバンの小学生キーパーです。

■北海道バーバリアンズH.C.山田恭之監督:
「初めて会って、小さかったんだけど運動神経がいいというか」
「練習乗って、とんでもない一年生だなとそのとき思いましたね。」

曽山さんは、カナダのケベック州で行われる国際大会に日本の選抜メンバーとして初めて選ばれました。
この大会は世界17カ国から120のチームが集まり、多くのNHL選手を輩出してきた伝統ある大会ですゴールキーパーとしては道内唯一の選出となりました。
リンク上を激しく行きかう選手たちと比べると…動きが少なく見えるキーパーですが、実際はリンクでどのようにプレーしているのでしょうか?

■ディレクター:
「イチバンの小学生の凄さを知ってもらうために、ゴールキーパーになってもらいます」

■森アナウンサー:
「ちょっと、え。さっき聞きましたよね?パックの当たる音・・。え、どうやって?何も準備していない」

■ディレクター:
「道具はもう準備しています!」

手間取りながら着替えることおよそ30分。
♪スティック叩いて迎える様子♪アイスホッケー経験者のディレクターとカメラマンが見守る中、森アナウンサーが曽山さんから指導を受けます。

■曽山さん:
「来たシュートに対して手を動かしたり、足を動かしたりして止める。」

■森唯菜アナウンサー:
「え、足動く?!横に今動いていたよね?」

曽山さんが指導しているのは、「シャッフル」と呼ばれているテクニック。小刻みに動くことで、相手にあわせることができます。
ゴールキーパーにとっては基本的な動きです。
ゴールキーパーは目まぐるしく位置が変わるパックに対し、常に正対するのが基本。試合中特に集中力と細かい動きが要求されるポジションです。

ゴールキーパの基本的な動きを教えてもらったところでいざ実践!空手で鍛えた反射神経を活かしてシュートに挑みます。
■森アナウンサー:
「どうぞ!お願いします!!」
「浮いてくるの怖すぎ」
「とにかく速い!…もう疲労困憊…」

曽山さんの普段の様子は…?お家にお邪魔しました。

■森アナウンサー:
「あっ!入ってすぐにアイスホッケーの毛布だ」
「どうして、キーパーをやろうと思ったの?」
■曽山さん:
「お父さんの試合を見て、お父さんもかっこいいなと思ったんですど、お父さんのシュートを完璧に止めるキーパーももっとかっこいいと思って、キーパーをやり始めました。」

プロ選手だったお父さんを間近に見ていたことから、アイスホッケーへの関心が自然に高まり、いまや多くの時間を捧げています。

■曽山さん:
ホッケーがたぶん1日3時間とか2時間で、ゲームは1時間」「ゲームよりホッケー。」

ホッケーを始めて7年目。
いくつもの悔しい体験を成長の糧としてきました。

■曽山さん:「いいプレーできたのに、大差で負けたということもすごく悔しくて」「その時より、さらに練習量増やしたりとか、その時より工夫するとかそういう経験をしたくないって思って、よりホッケーに向かって練習するようになったと思います。」

家の中には曽山さんのプレーに憧れる後輩が描いた絵も飾られています。
家族や周囲の応援が、彼を後押ししてきました。


■森アナウンサー:「キーパーをやっている理由について、お父さんの投げた球を完璧に止めているのを完璧に止めているのを聞いた」

■父親 曽山雄大さん:
「いや、、聞いたことがない(笑)」
■曽山さん:
「なんで!いったよ~」

お父さんも曽山さんと同じくらいの年齢で海外に挑戦しました。
息子もまた、世界に旅立ちます。


出発の朝。一見、普段と変わらない様子でしたが…。
■曽山さん:
「やばい…カナダだ…あーー、、やばい」
Q何か緊張している?
「初めて海外に行ってホッケーするっていうのもあるし、まだチームミーティングで話したり、会話したことはあったけど、本人に会って、性格とか特徴的なことは知れていないし、ちょっと今不安だな…。」
憧れていた「世界で戦う」ことが近づくにつれて緊張が増していきます。

■曽山さん:
Q曽山くんの将来の夢は?
「海外の強いリーグで試合に出て、活躍することです。自分の夢のためにこういった機会を作ってくれる人もいるし、こうやって支えてくれる家族もいるから感謝の心を持って、海外でプレーできたらいいなって思っています。」
空港でチームメイトと合流。仲間と話すことで、曽山君の顔に笑顔が戻ってきました。
■曽山さん:
「頑張ってきます!!
■母親 曽山梨花さん:
「ケガだけしないように…楽しんできてね。」
■曽山さん:
「行ってきます!!」
海外への初挑戦。夢に向けて、大きな一歩を踏み出しました。

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