【独自】“拳銃のようなもの”は「エアガン」か…専門店の店長が指摘 警察は銃刀法違反の可能性も視野に
2025年 7月 1日 16:09 掲載
札幌市西区の飲食店などで、先月30日に目撃された拳銃のようなものを持った男。HTBが入手した写真から、男が所持していたのは拳銃ではなく、エアガンの可能性が高いことが分かりました。
先月30日午前6時ごろ、札幌市西区の飲食店で撮影された写真。床には拳銃のようなものが置かれています。この店に居合わせた人によりますと、券売機の前に立つ白いシャツの男性が食券を購入した後、床に置かれた拳銃のようなものを手に取り、そのまま店内のテーブル席に座ったということです。
高橋純暉記者:「男は客としてこちらの飲食店を利用していました。拳銃のようなものを手に持っていたということです」
30日午前6時ごろ、札幌市西区西町北4丁目の飲食店で、店員から警備会社を通じて、「拳銃のようなものをテーブルに置いた客がいる」と警察に通報がありました。警察によりますと、男は拳銃のようなものを手に持って入店し、5分から10分ほど食事をして、店を出て行ったということです。男の年齢は50代くらいで身長170センチほど、白色のシャツと黒色のズボン姿でメガネをかけていました。
男が持っていたのは、殺傷能力がある本物の拳銃なのでしょうか。札幌でエアガンなどを取り扱う店の店長に、写真を見てもらいました。
M.I.U AIRSOFT 長根和弘店長:「ケーエスシーという日本のメーカーが出しているオート9。総称としてエアソフトガンの一種になっちゃうので、殺傷能力とかがあるような銃にはならないですね」
今回目撃された拳銃のようなものは、映画「ロボコップ」に登場する銃を模したエアガン「M93Rオート9シリーズ」の可能性が高いと話す店長。プラスチック製のBB弾を入れて、サバイバルゲームなどで使われることが多いということです。
店長は本物の銃と勘違いされないためにも、エアガンはケースなどに入れて持ち運ぶのがマナーだと話します。
M.I.U AIRSOFT 長根和弘店長:「一般の方に勘違いでもさせてはいけないというのが前提のルールとしてある。銃・武器の形をしたおもちゃなので、ガンケースとかそういうものに入れて、何が入ってるか、何を持ってるか分からない状態で持ち運ぶのが最低限の1番最初のルール」
警察は銃刀法違反の可能性も視野に調べていますが、もしエアガンだった場合でも周りを驚かせる非常に迷惑な行為です。