中1いじめ自殺・損害賠償訴訟 札幌市が謝罪と6000万円支払いで両親と和解
2025年 7月 1日 18:04 掲載
札幌の中学1年の女子生徒がいじめを苦に自殺し、両親が市を相手に損害賠償を求めていた裁判で市が6000万円を支払うことで和解が成立しました。
訴状などによりますと、2021年に自殺した札幌の中学1年の女子生徒は、小学5年生ごろから同級生らから執拗ないじめを受けていました。教師らに被害を訴えたにもかかわらず、学校側が有効な防止措置を怠ったなどとして、両親が市におよそ6500万円の損害賠償を求め提訴していました。
札幌地裁は4月、市がいじめの防止措置が不十分であったことを認め謝罪したうえで、6000万円を支払う和解案を提示し、この内容できょう付けで和解が成立しました。
札幌市教委の山根直樹教育長は「学校のいじめ防止措置が不十分であったことについて、お詫び申し上げます。」とコメントしています。